電子制御ユニット(ECU)の開発とテスト
モーターの適用分野
自動車分野では、単一機能から複数の統合された機能の車両制御、安全運転を支援するための車両制御へのElectric Driveシステムの組込みが進んでいます。以下は自動車分野での適用例です。
- パワーステアリングシステム
- パワートレイン系アクチュエータ
- スタータ/オルタネータシステム
- 電気自動車
- マイルド/フルハイブリッドシステム
- 電気ブレーキシステム
- パワーウインドウ
- 補器類:油ポンプ、送水ポンプなど
モーターは、工作機械、医療、および航空宇宙業界などでも幅広く使用されています。航空宇宙産業で使用する場合には、特に高い安全性と信頼性が要求されます。
他にも、次のような用途があります。
- 風力発電
- 電車
- 印刷機
- 冷間および温間ロール成形用のローラーミル
- 亜鉛めっきプラント(前進および駆動制御)
- 人工呼吸器
- 磁気共鳴断層撮影
- 2足歩行ロボット
ラピッドコントロールプロトタイピングによる開発
ラピッドコントロールプロトタイピングの利点
新しい制御方式を開発する際には、さまざまな手法や機能を評価する必要があります。この場合、機能開発に専念することが要求され、プロトタイピングハードウエアの性能を気にする必要はありません。テストベンチや実車または産業用駆動システムで、手作業によるプログラミングを必要とせずに、要件が満たされるまで、理想的に機能設計を最適化することができます。
HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーションによるテスト
HILシミュレーションの利点
ECU機能の開発と量産ECUへの実装が完了したら、入念なテストを行う必要があります。HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーションを使用すると、さまざまなモーターの種類とECUのテストに対応することが容易です。
ECUの周辺環境(相互に連携するコンポーネントやシステム全体など)がシミュレートされます。
これには次のような利点があります。
- 開発の早い段階(すべてのパーツが実際に揃う前)でも機能をテストすることができます。
- ラボテストにより時間とコストが削減されます。また、指定した条件でテストができます。
- 欠陥や通常は危険を伴う状況でのECUの動作を、ドライバーや制御対象機器を危険にさらすことなくテストできます。
- テストが再現可能で自動化できます。

